2009年08月22日

真空管マイクのケーブル

真空管マイクはコンデンサーマイクみたく、
ファンタム送っておしまいというわけにはいかない。
真空管を動作させるため、
バランス伝送のためのhot、cold、アースのほか、
プレート電圧とヒーター電圧、
あと指向性を変化させるための電圧を送る必要があるので、
必ず電源ユニットとセットになっている。

んで、
たいていの場合は電源ユニットから7芯ケーブルが出てて、
そのケーブル一本で電源とマイクを接続する。
電源ユニットにはXLRコネクタがついてて、
7芯ケーブルで電源と一緒に伝送されてる
マイクからのバランス出力信号を、
電源ユニットのコネクタから取り出し、
マイクプリに送る。

という仕組みになってるんですな。
ケーブル一本で伝送できるっていうのは、
確かに取り回しは楽なんだが、
マイクケーブルの質を選べないとか、
7芯のケーブルで音質に優れたものがあるのかとか、
いろいろ心配事は尽きないのである。
今回改造のベースにしたAPEXのケーブルも、
まぁ見た目からしてほめられたもんではなさそうだ。

そこで当然自作の道を選ぶことになるのだが、
そもそも7芯じゃなきゃいけない理由があるのか?
というと、ない。
なんでわざわざノイズ源でもある電源ユニットの、
コネクタと質の悪いケーブルと半田を経由せねばならんのか。
マイクからXLRコネクタが生えてたっていいじゃないか。

いやいや、マイクからっていうのはいくらなんでも乱暴だな。
マイクにつなぐ7ピンのコネクタから、
電源用の3芯シールド線(プレート、ヒーター、指向性切り替え、シールド)と、
マイクケーブル(HOTとCOLDとシールド、理想を言えばグラウンドは別線の3芯構造)が、
別々に生えているものを作ればよいのだ。

電源側のケーブルは制振効果のあるのを巻いたりすれば、
よりよいサウンドが期待できるかもしれない。
電源用ケーブルは130V程度の電圧がかかるため、
それより上の耐圧を持ったものを使う必要があるが、
大電流が流れるわけでもないので、
やたらめったら細いのでなければ大体大丈夫でしょう。


しかし問題もある。
両方のケーブルのグラウンドを接続すると、
マイク本体を介してマイクプリ、電源ユニットとの間で
見事なグラウンドループが形成されるので、
ノイズ増加の原因になる可能性もある。

もちろんどっちかだけを接続すればよいのだが。

・電源用ケーブルは、電源ユニット側にはシールドを接続せず、
 マイク側だけにシールドを接続
・マイクケーブルはマイク側、マイクプリ側両方のシールドを結線

こうすればループは形成されず、
電源ユニット本体のアースは電源ユニット側のコンセントから落ち、
電源ケーブルとマイクケーブルのシールドはマイクプリ側のコンセントに落ちる。

マイクケーブル側は普通に作ればいいわけだから、
普段使っているマイクケーブルも気軽に使える。


見た目としては、
電源用にはマイク側の7ピンコネクタから電源ケーブルが長く伸び、
信号用には短いマイクケーブルを介してXLRのオスコネクタを取り付け、
そこから好みのマイクケーブルでマイクプリにつなぐ、
という感じになるかな?
マイク側のマイク信号用コネクタはマイクにぶら下がる格好になるので、
強度や取り回しには少し気を使う必要があるかもしれない。
マイクケーブルが決まってるなら長く伸ばしてもいいけど、
そっちのほうが取り回しが面倒そうなので、
音質的にフラットで被覆が厚めで頑丈そうなケーブルを
マイクの7ピンコネクタ〜XLRコネクタ間に使うのがよいかな。



以上を実行すれば、もうちょっとよい音出てきそうです。
近々やってみよう。



追記:

そういえば、モガミ電線に真空管マイク用ケーブルがあったのを思い出した。
型番は3172。
まずこれで作ろうかな。





posted by たー at 18:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記的人生観測 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。